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2012年12月09日

柿の花が咲いている

この間から”坪内稔典”さんと言う俳人の書いた「柿日和」という本を面白く読んでいます。俳句を交えながら柿に関するいろいろな思いを書いて有ります。
柿の花が咲いている
柿と俳句と言うと”正岡子規”の「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」という句が有名ですが「渋柿も紅葉したり朝寝坊」”小林一茶”とか「紅葉せり柿の葉鮓(すし)の柿の葉も」”長谷川櫂”と言うような句も有ります。
柿の花が咲いている
昔は殆どの家で柿の木を植えていて、嫁入りの時には接ぎ木をするための柿の枝を嫁入り道具に持って行ったと言われています。また小正月には、鉈や丸太で柿の木を叩いて「成るか、成らぬか。成らんと切るぞ」という”成木責め”という行事が有ったらしい。
柿の花が咲いている
「木守柿」と言うのは良く聞きます。梢に一つだけ柿の実を残して、その実に来年の実りを託すとか鳥のために残しておくのだとか言われています。
私たちの子供の頃は柿や蜜柑を黙って失敬したものですが、最近の都会では「柿もぎとか柿泥棒」と言うのは死語になっているらしい。
そしてこの写真のように柿の花が咲きます
柿の花が咲いている
「食べる柿から鑑賞する柿」「日が当たって見事な照柿ですね~」と赤みを帯びた黄色の柿の花が晩秋から冬にかけて咲き出します。この家は廃屋になっていましたが、裏の柿の木には見事な柿の花が咲いていました。
「灰いろの柿の古木を守るがに 家はその屋根をはつかに傾ぐ」-河野裕子ー



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Posted by やま桃 at 13:16│Comments(8)エッセイ
この記事へのコメント
ども・・・
これから被写体選びに苦労しますね
柿、雪が積もると絵になりそうですが・・・
Posted by すし屋のおやじ at 2012年12月09日 16:49
おやじさん、柿の木に雪が被ったら綺麗でしょうね
その頃にまた覗いてみます
それまで花が咲いているかな?
Posted by やま桃やま桃 at 2012年12月09日 18:02
やま桃さんの精力的な撮影行きには脱帽です。。
毎日いろんな被写体見つけられますね^^
私はいつも一定。
秋は紅葉、冬は雪・・・
こればかりではダメですね。。。
他にも目を向けなくては!!頑張ります^O^
Posted by miyamiya at 2012年12月09日 21:58
柿と言えば私達小学生の頃は小腹が減ると柿を食べてた記憶があります。
でも最近その辺になってる柿は殆ど渋柿・・・・
私達の時代もそんなに目くじら立てる様な事は無かったですが、
柿木は折れやすいので登って取ってると怒られましたね。
Posted by tamaqtamaq at 2012年12月09日 22:48
miyaさん、反対ですよ!これは苦肉の策!
今朝も一応朝陽を狙いに近くをうろついたのですが駄目、残りの紅葉をと思って行ったところも駄目で仕方なくです
この時期難しいですね
Posted by やま桃やま桃 at 2012年12月10日 07:02
tamaqさん、本当に私たちの子供の時は色々な木の実を食べていたような気がしますね
最近は子供はもちろん大人の人もそう言う事をしなくなりました
良いのか悪いのか?
Posted by やま桃やま桃 at 2012年12月10日 07:07
こんばんは
見事な柿の花です
このまま熟してしまうのが勿体ないですね!!
Posted by パルパル at 2012年12月10日 23:11
パルさん、見事な柿の花でしょう
しかし柿は食べるものとしか思っていなかったのですが、こうして花として眺めるというのも面白いですね
これに雪が被ると尚更ですが
来週はそれを探しに行ってこよう
Posted by やま桃やま桃 at 2012年12月11日 17:50
 
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